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体験談4:Sさん(職場復帰後の両立体験)

同僚や先輩の育児経験者とのコミュニケーションが両立の力に

【プロフィール】
性別・年齢:女性30代
勤務先の事業内容:育児雑誌の刊行、書籍の企画・刊行、保健指導用パンフレットの企画・制作、育児相談事業、マーケティング・リサーチ事業、イベント・シンポジウム・セミナー等の企画・運営、子育てと仕事の両立支援(情報誌 セミナー)
従業員数:26名
職務:昨年度まで事務職、今年度から営業職
家族構成:配偶者・第1子(2歳2か月)、第2子(妊娠中)
居住地:埼玉県

1.保育の状況

 2014年に今の会社に入社し、第1子を2016年9月に出産し、産休育休を取得して職場復帰しました。子どもは地域の認可保育園に入園できました。
現在第2子を妊娠しています。2019年5月に出産予定のため、4月から産休・育休に入ります。

2.自身が行っている育児

 2018年末で2歳3か月になる子どもは認可保育園に通園しています。現在第2子を妊娠していて2019年5月に出産予定のため4月から産休・育休に入ります。
 子育ては夫と分担して行っています。朝の子どもの仕度は私と夫で半々くらいを役割分担しています。保育園への送迎は、基本的に、送りは夫でお迎えは私が行っています。子どものお迎えと夜の子どもの世話はほぼ一人でこなす(ワンオペレーション)で私が全て担当(夕食の仕度、入浴、寝かしつけ)しています。ただし、週末は夫婦で分担して行っています。

3.育児サービスの利用状況

 子どもが病気になり夫婦ともに仕事の調整がつかず仕事を休むことができなかった時に、自治体の病児・病後児保育を利用しました。夫は重要な会議の予定があり、私は業務上の繁忙期であったために休めませんでした。子供を寝かしつけた後に病児・病後児保育室に入るための準備をしなくてはならず、荷物を整えるのは大変でした。利用した病児・病後児保育室は入退室管理等がしっかりしており、病児はマンツーマンで保育士がつき行われていました。日報も詳細に記載されており、その日の子どもの病気の回復状況、日中の子どもの様子を日報から確認することができるため安心して預けることができました。ただ、病児・病後児保育室までのタクシー代や保育料(私の場合、合計6,000円/日)を考えると、どうしても仕事が休めない場合だけの利用に限定されてしまいます。

4.勤務先の支援体制、利用状況

 勤務先の両立支援制度は育児・介護休業法を上回っており、働きながら子育てしやすい環境が整備されています。未就学の子どもがいる人が使える制度(時短勤務制度)を現在利用しています。
 また、子どもが病気になった時には、午前、午後いずれかで半休を取れる看護休暇があります。第1子出産後、復帰して2年ですが、2年ともに看護休暇は5日全て活用しています。保育園からの呼び出し(発熱や下痢等)や病気の時に活用し、午後に呼び出された場合には半休を取っています。看護休暇は子どもが2人以上の場合は10日になります。第2子を出産して復帰した際には、また活用したい制度です。勤務先では、5日間の看護休暇は有給なので助かっています。
 育児の専門雑誌の出版社なので、育児関連の情報は蓄積がありますし、新しい情報もすぐに入手できます。身近に育児関連情報はありますので必要な時には参考にすることもあります。また子育てしながら仕事を続ける先輩や同僚が近くおり、両立はあたりまえで、子どもの些細なことでも相談できる職場環境です。
 現在、子どもを認可保育園に預けて時短勤務を行っています。勤務時間は9:30~16:00(実働5.5h、1.5h時短)です。第2子出産に向けて2019年4月からは産休・育休を取得する予定です。

5.協力者との関係(協力体制の作り方等)

 夫婦共働きのため、出来るだけ夫婦で協力しながら子育てと仕事のバランスをこれまで保ってきました。なるべく連続して会社を休まないように、何かの時には夫と交代で休める体制づくりを心がけています。子どもの病気、例えばインフルエンザにかかってしまった時には1週間休まなくてはならなくなります。そのような時、夫婦共に仕事の調整がつかず対応できない時は、両親にお願いすることもありました。
 子育てと仕事の両立をする上で、子どもに何かがあった時、その対応としていくつかの選択肢があると安心です。そのように考え地域のファミリーサポートセンターにも登録しています。ファミリーサポートセンターでは、例えば保育園までの送迎、保育所の開始前や終了後に子どもを預かる、保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かるなどの支援をしてくれます。家族や両親、会社の協力によりこれまでは利用することはありませんでしたが選択肢の一つとして準備しています。仕事の都合で保育園へのお迎えが遅くなる時には延長保育を利用しています。

6.両立のコツ

 大変な時は一人で抱え込まずに、身近にいる育児中の人や育児経験者に子育ての悩みを話すことが一番です。大変な時に、どのように工夫して子育てと仕事を行ってきたかの話を聞くと、私だけが大変な思いをしているのではないことに気づかされます。とにかく、両立をしている人、してきた人たちに話をしてください。とても励みになります。
 幸い職場には、子育て経験者や今子育て中の同僚もいます。また仕事柄、両立している素敵なママにお話を伺う機会もあり、恵まれた環境にあると思っています。

7.育児する人へのアドバイス

 育児と仕事の両立は確かに大変です。平日も大変なのに、優先順位が低いことを休日に回すと休日がやることでいっぱいになったり、子供と一緒に遊ぶ時間が長くなり休日の方が疲れたりします。しかし、保育園に預けていることで、家庭では教えたことがないことができたり(言葉や行動)、お友達(同年代だけではなく年上も含め)との関わり合い方を学んでいるように見受けられ、成長を見つけることができます。その時には預けていて良かったなぁと思います。
 また、子どもから離れ仕事をすることによって、日々の生活にメリハリをつけることができますし、何より気分転換になります。私が一番励みになったのは、両立して育児をしている(していた)方々のお話しです。主に、職場の子育て経験者や今子育て中の同僚との会話です。取引先のご担当者が子育て経験者のときは、経験談を伺うときもあります。両立している素敵なママでも、みんな大変な思いをしていることを聞くと、私だけじゃないと思えました。ツライ時は一人で抱え込まずに周りの育児している(していた)方に話してみるといいと思います。

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