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体験談5:Cさん

企業の手厚い支援のおかげで子育てしながら店長を務めています

【プロフィール】
性別・年齢:女性・30代
勤務先の事業内容:飲食業
従業員規模:225名
職種:店長
家族構成:配偶者、長女(3歳)
居住地:千葉県

1.保育の状況

 中国から日本に留学して、アルバイトをしていた現在の会社に大学卒業後正社員としての就職を薦められ、入社を決めました。大学卒業前に結婚し娘を出産しました。現在の会社で産休育休を取得し、職場復帰後は千葉の店舗で店長を任されています。アルバイト15人、アシスタントの正社員1人のスタッフ構成です。もっと早く職場に復帰したかったのですが、認可保育園に入れなかったため、1年半育休を取得しました。現在は認可外保育施設に預け勤務しています。

2.自身が行っている育児

 認可外保育所に入園した当初は認可保育園に空きがあれば移るつもりでしたが、現在子どもが通っている保育園は水泳や英語などのいろいろな取組も行われていて、子どももとても気に入っており友達もたくさんできたので、卒園まで同じ保育園に預けようと思っています。
 夫の協力はあまり期待できず、家事全般と保育園への送迎、発熱したときの休みなど育児全てを私が引き受けています。育児と仕事の両立の日々は忙しいですが楽しいです。

3.勤務先の支援体制、利用状況

 平日は9時半から16時半までの時短勤務で働いています。土曜、日曜が休みです。店舗を任される立場になりましたが、会社の方針として社員一人ひとりの事情に考慮した柔軟な働き方ができるので、両立ができているのだと思います。また、職場のスタッフが、育児を行いながら仕事をしていることを理解してくれていることも大きいと思います。店長としてやるべきことは、勤務時間中に精一杯行うようにしています。それ以外の仕事は自身で抱えこまず、出来るだけスタッフに任せるようにしています。
 産前は、体調に合わせて短時間勤務をさせてもらったり、つわりがひどい時はお休みをいただくなど、その都度柔軟に対応をしてもらいました。また私自身、小さい子どもを抱えながら仕事ができるのかどうかという不安もありましたが、店舗で働くスタッフの中には子育てしながら活躍している先輩もいたので、勇気づけられました。
 産休後子どもが1歳半になるまでは、勤務先の育児休業制度を利用しました。また、子どもが急に発熱したり病気になることもあり、その時には看護休暇を取得しました。

4.協力者との関係

 夫は日々の子育てに関してはあまり協力的ではありませんが、子どものために有休を取り、一緒に遊びに行くこともあります。私が土日出勤になった時は家で子どもの面倒を見てくれることもあります。
 保育園の先生やママ友にも子育てについて相談をすることがあります。些細な内容ですが、話をするだけで気持ちが楽になります。
 何より、一番頼りになるのは会社の社長と副社長です。認可保育園に入れず、保育園が見つからないと復職できないことを相談したら、現在子どもが通っている保育園を見つけてくれました。子育てについても親身に相談に乗ってくれるので、精神的な支えになっています。仕事以外のどのようなことでも相談に乗ってくれるので安心して子育てをしながら仕事が続けられます。職場のスタッフも子育て中の店長を理解して支えてくれています。良好な人間関係を普段から築くように心がけ、いざという時の協力してもらえるようにしています。
 また、姉が近くに住んでいるので、困ったときは話を聞いてくれたり、助けてくれるなど、身内の支えも力になっています。

5.両立のコツ

 会社の支援制度を利用して、柔軟に子育ての状況にあわせて仕事を行うことです。また、育児と仕事を両立する、と自分で決意することが大事です。支援制度を利用しながら、自身の役割をしっかり少しずつ進めていけばいいと思います。育児は人生の中で最も価値ある大事な仕事だと思います。今が大変でも子どもの成長に従って、手が離れ楽になりますから、あまり神経質にならず、心に余裕を持って毎日を過ごすようにしています。

6.両立の悩み

 保育園がなかなか決まらなかったり、育休後保育園が見つかり職場に復帰した直後は、子どもがぐずって泣いてしまい、保育園に行きたがらないことがあり困りました。子どもが病気になったり発熱したりすることも頻繁にあり、仕事を休んで保育園に駆けつけなければならないことが多々ありました。毎日が綱渡りで気の休まることがありませんでした。夫に頼ることができなかったので、職場に迷惑をかけてしまうことが心苦しかったです。

7.育児をする労働者へのアドバイス

 育児と仕事の両立は大変なことばかりですが、あまり深刻に考えない方がいいと思います。日々大切に過ごしていくしかありません。私は考えすぎのところがあり、復職当初は仕事に前向きになれなかったこともありました。行き詰まると副社長に電話をしてアドバイスをもらいました。副社長の励ましのおかげもあって、仕事を続けることができています。自分の中に抱え込まず、人の助けを借りることが大切だと思います。私もいつか、後輩を励ます側に回れればいいなと思っています。
 自分の強みを生かして、しかも自分の生活も大事にして働くことができるような職場を選びましょう。

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